以前読んだ『中村天風伝(1) 若き日の天風〜ヨーガへの道』を再読しましたが、やっぱりこの人はただ者じゃないですよね。

学生時代に喧嘩で相手を刺殺してしまったことにしても、さらに日清日露戦争の時に軍事探偵として活動していた時にロシア軍に捕まって銃殺刑に処せられるところを助かったとか、、、

これは実話？？？と思うような話ばかり。

ちなみに、満州では「人斬り天風」とも呼ばれたそうですが、中村天風は柳川藩に伝わる随変流という抜刀術の遣い手でもあったそうで、「天風」という号は彼が得意とした随変流抜刀術の「天風」（あまつかぜ）という型からとったものだとか！

しかし、その天風にして、戦後かかった病気に死を恐れ、不安を抱える毎日を送ったというのが、人の心の不思議です。やはり、人は「心」で生きていますね。心ひとつですべてが変わってくる。

それがその後のインドのヨーガ聖人カリアッパ師との出会い、弟子入りに繋がるという、波瀾万丈すぎる中村天風の話を読みながら、あまりにも平凡な自分の人生にもう少し刺激が欲しくなってきます。（彼の人生ほどの刺激は全く求めていないけど、、笑）

さて、続編『ヨーガに生きる〜中村天風とカリアッパ師の歩み』もそのまま続けて読むか、別の本を読むか、どうするかなー

2024.09