「老年医学」で5年連続全米1位になっているNYマウントサイナイ医科大学病院で、その分野の専門医を務めている山田悠史先生が出した新刊『認知症になる人 ならない人 〜 全米トップ病院の医師が教える真実』を読み終えました。
老年医学とは聞き慣れない言葉かもしれませんが、いわゆる子供の病気に対応するのが小児科で、高齢者特有の病気に対応するのが老年医学。僕の世代になると完全にこっちですね。
そして、「認知症」というのは誰もがなりたくないなーという病気だと思うので、この本が出たと聞いて早速読んでみました。
山田先生といえばエビデンスベース(客観的なデータや研究結果などの証拠を基にしている)の話で知られていますが、本書も同じようにしっかりとした根拠をもとに書かれていて納得感がありました。
「認知症になる人の生活習慣」という項目を読んで思ったのは、僕はまぁまぁ悪くないんじゃないかなーということ。ただ、外食が多いので塩分は摂りすぎていますね。
僕自身が最近変えた習慣で良かったのは、合気道の稽古の前後に飲むドリンクをスポーツドリンクから自分で作るドリンクに変えたこと。カロリーゼロであっても、砂糖の代わりに人工甘味料を使っていても、甘いスポーツドリンクは糖尿病のリスクが高いらしく、それが認知症発症のリスクを高める重要な要因になるんだとか。
あと、「実は認知症予防に効果がないこと」(=お金と時間の無駄!)という項目も興味深かったです。まぁ、お金と時間に余裕があれば、やって悪いこともないとは思うんだけど、それで認知症が防げるわけではないよと、、、
つまり、サプリメントという「足し算」をするよりも、余計な薬は飲んでいないか?生活習慣で余計なことをしていないか?という「引き算」を考えるのが良いという山田先生の言葉はその通りだなーと思いました。(と言っても、僕は自分でオリジナルのサプリは作っていますが、、笑)
そういえば最近、体内に炎症を起こす「揚げ物」を食べなくなりましたが、それは「引き算」のひとつです。
いやーー、もっともっとたくさん書きたいことあるんだけど、あまりにも長くなりそうなのでこの辺りでやめておきます。
8月には僕のラジオにもゲスト出演してくれることになっていますのでお楽しみに!
Keiichi Toyoda Official Website
スパイスアップ・ジャパン(代表取締役)/神田外語大学(客員教授)/上智大学(非常勤講師)/レインボータウンFM(ラジオパーソナリティ)/NPO留学協会(副理事長)/グローバル人材育成/海外"殻破り"研修/ポジティブリーダーシップ/変革マインドセット/アルゼンチン育ち/上智大学卒業/IE University(スペイン)卒業/合気道(三段)/翡翠流抜刀術(四段)/著書『Mushin』など全20冊
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