富山は日本のスウェーデン!?

『富山は日本のスウェーデン 〜 変革する保守王国の謎を解く』を読み終えました！

スウェーデンって行ったことないし、正直、個人的にはあまり興味がないので、「日本のスウェーデン」と言われても別になーーという感じではあったのですが、、、最近、ちょこちょこ富山の話題を耳にするので、富山を知りたい！と思って​！

サブタイトルに「変革する保守王国の謎を解く」とある通り、本書は「保守と革新、右と左を、日本社会の実態な現状に即しながら架橋しようとする試みである。」と書かれていましたが、確かに田舎はかなり「保守的」なイメージがあります。

そして、本書でもそれは「多くの人にとって生きづらさと紙一重というのが実際のところだろう。」と書かれており、僕自身、そこはあまり好きじゃないからこそ、東京が世界一好きだし、暮らしやすいんだろうなーと思っています。

でも、その反面、本書の表紙にもある通り、「持ち家率 1位」「生活保護被保護率の低さ 1位」「女性の正社員比率 1位」「勤労者世帯の実収入 4位」で、また、幸福度ランキングもいつも高いのが富山県！

本書では、そのあたりの実態がさまざまな実例を持って余すことなく書かれていました。特に経済の強さと教育水準の高さはビックリしました。知らないことばかり。

とは言え、本書は富山礼賛の本ではなく、いろんな課題を抱えている富山がそれを解決するために取り組んできた試行錯誤の本ですね。そこがすごく良かったです。

課題があるということは、なんとかしなきゃいけないわけで、なんとかしなきゃいけないからこそ発展する。だから、「今ダメだということは、将来もダメということではない」と、本書を読んで改めて思いました！

あ、、そういえば、スウェーデンの話は最初だけで、あまり出てこなかったから、あくまでフックだったってことですね。

でも、興味ないと書いたけど、行ったことないから興味がないだけとも言えるので、スウェーデンはスウェーデンで行ってみようかなと思いました。