ピザはアルゼンチン料理!?

Netflixで『旅する料理:イタリアから世界へ』という、「イタリア料理がいかにしてアメリカ大陸(アメリカとアルゼンチン)に渡ったか」を追ったドキュメンタリーを観てみたのですが、面白くて一気に観ちゃいました。

19世紀後半から20世紀前半、世界で最も豊かな国だったアルゼンチンにはヨーロッパからたくさんの人たちが移住し、中でもかなりのイタリア人がやってきたので、今やアルゼンチン人の60%以上はイタリア系!

(ちなみに、今年、イタリア移民のメッシがイタリア名誉市民に認定されたとか、、、)

で、、、イタリア移民たちが移住先のアメリカやアルゼンチンでイタリア料理を提供し始め、それがどんどん進化していく様をいろんな人たちのコメントを元に追っている番組なのですが、アルゼンチンの有名なピザレストランのスタッフが「僕たちにとってピザはアルゼンチン料理なんだ。イタリアのピザを食べようとは思わない。」と言うのを聞いて、アルゼンチンに根付いたアルゼンチンならではのピザを提供している彼のプライドを感じました。

でも、イタリアのピザ協会の人やレストランオーナーが「それは本物じゃない!世界各地にはイタリア料理の偽物ばかりが、、、」なんて話すシーンも出てきて、言わんとしていることは分かるなーと思いながら、、、

でも、たとえば、寿司もピザと同じで、いまや世界のSUSHIは巻き寿司なわけです。しかも、日本オリジナルの寿司ではなく、カリフォルニアロールやドラゴンロールなどなど。。。

それらを「本物じゃない!」という人もいると思いますが、果たして本物とは何なのか?言葉も料理も進化して、「起源」があったとしても、本物とか偽物という議論ではないと思っています。

ところで、この番組の中でブエノスアイレスのEl Cuartitoというピザレストランが出てきたのですが、ここで食べたフガセッタ(これぞアルゼンチンのピザ!)は最高でした。

最初の写真は番組に出てきたEl Cuartitoの店内で、それ以外の3枚は4年前に友達(アルゼンチン人の合気道仲間)とこの店に行った時のものです。

0コメント

  • 1000 / 1000

Keiichi Toyoda Official Website

スパイスアップ・ジャパン(代表取締役)/神田外語大学(客員教授)/上智大学(非常勤講師)/レインボータウンFM(ラジオパーソナリティ)/NPO留学協会(副理事長)/グローバル人材育成/海外"殻破り"研修/ポジティブリーダーシップ/変革マインドセット/アルゼンチン育ち/上智大学卒業/IE University(スペイン)卒業/合気道/翡翠流抜刀術/著書『人生を変える単純なスキル』など全19冊