『ローマ法王に米を食べさせた男』を読了

この人は「無敵」だなーーー!

絶対に無理でしょう!と周りが思う状況も知恵を絞って何とかしちゃうし、最初は敵だった人も最後は味方にしちゃう、、

そんなスーパー公務員、高野誠鮮さんの著書『ローマ法王に米を食べさせた男』を読了。

「反対する人っていうのは、何にでも反対するんですよ。何やるにしても反対、反対なんです。」とか、「やりもしていないのに、みんな諦めているんです。こんなのもったいないと思いませんか?可能性の無視は、最大の無策だと思っています。」とか、、、本書にはそんな言葉が並びます。

可能性の無視は最大の無策!これは行動している彼だからこそ言える言葉!

そして、JAのことも「今のJAのシステムは、量を優先させるんです。質よりも量。だから不味いお米が多くなってしまう。」と結構辛辣に書いています。でも、実際そうなんでしょう。

この人はとにかく行動!行動!

本書には「考えているだけではダメで、行動することが大切なんです。」と書かれていて、おそらく多く読者が「そのとおり!」と思うはずですが、果たしてそういう人たちの何%が行動派なのか?行動派になるだろうか?

でも、この人に何があるって、、、反骨精神の前に「愛」ですね。「町おこしに評論家はいらない。心おこしをやってみよう!」とも書いていましたが、評論家っぽい人の声は無視して、心ある人を1人、1人と増やしていく。

この人、最高です!

僕も最近あちこち地方に行って「耕作放棄地」の話を聞きますが、そのことを彼はこんなふうに書いていました。

「耕作放棄地、耕作の希望がないんじゃなくて、めちゃくちゃ希望があるんですよ。自然栽培をやる農家にとっては、4年放ってあった、5年放ってあったという農地は魅力的です。残留農薬や化学肥料がなくなっているから、その土地本来が持つ力が復活していて、そんな農地を彼らは探しているんですから、本当にお宝なんです。だから、耕作放棄地には、自然栽培で農作物を育てることがベストなんですよ。」

おーーー、つまり今、日本は全国のあちこちに宝の山があるということじゃないですか!

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Keiichi Toyoda Official Website

スパイスアップ・ジャパン(代表取締役)/神田外語大学(客員教授)/上智大学(非常勤講師)/レインボータウンFM(ラジオパーソナリティ)/NPO留学協会(副理事長)/グローバル人材育成/海外"殻破り"研修/ポジティブリーダーシップ/変革マインドセット/アルゼンチン育ち/上智大学卒業/IE University(スペイン)卒業/合気道/翡翠流抜刀術/著書『人生を変える単純なスキル』など全19冊