「現実に降伏せよ!」
今年、クロスメディア・パブリッシングのNo.1 ヒット本になった『無 MU=(最高の状態)』を読み終えましたが、そんな刺激的な言葉にビビッときたのは、僕自身が27年前に最初の会社を起こした時から、「現実」に降伏せざるをえない状況に何度も直面してきたからだと思いました。
でも、その結果として、この本に書かれている「無我」に近づくこともできているような気もしています。
面白かったのは、「はじめに」に書かれていた「心配事の97%は起こらない」という事実。
・不安症の人が抱いた心配事の85%は実際には起きなかった。
・不安が現実になった場合でも、そのうち79%は予想より良い結果が出た。
・心配事が予想より悪く終わるケースは全体の約3%だった。
なるほど、、、、それなのに、なぜ人は心配をするのか!?
その理由を一つ一つ読み解きながら、それらを解決するためのヒントも余すことなく書いている本書の著者、鈴木祐さんは10万本の科学論文を読破し、600人を超える海外の学者や専門医へのインタビューをしたとか、、、それすごいわ、、
ちなみに、そのヒントの1つとして、熱カレッジの「マインドフルネス講座」でも学んだ、臨済宗中興の祖と称される江戸中期の禅僧、白隠が考えた「軟酥(なんそ)の法」というマインドフルネス瞑想のルーツとも言える瞑想法も紹介されていました。
さて、読み終えて、、、
本書の中に「セルフ・アフェアネス」という単語は出てきていないけど、ここに書かれているのは「セルフ・アウェアネスの高い人ほど変化に適応でき、精神的にも自由である!」という理解で合っているんじゃないかなーと思ってます。
今夜は上智大学で産学連携講座「企業のグローバル人材とリーダーシップ」に登壇して、「ポジティブ・リーダーシップとセルフ・アウェアネス」という授業をすることになっているのですが、ちょうど良いタイミングで良い本を読めました。
Keiichi Toyoda Official Website
スパイスアップ・ジャパン(代表取締役)/神田外語大学(客員教授)/上智大学(非常勤講師)/レインボータウンFM(ラジオパーソナリティ)/NPO留学協会(副理事長)/グローバル人材育成/海外"殻破り"研修/ポジティブリーダーシップ/変革マインドセット/アルゼンチン育ち/上智大学卒業/IE University(スペイン)卒業/合気道/翡翠流抜刀術/著書『人生を変える単純なスキル』など全19冊
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