「人びとを最もインスパイアする女性20人」に選ばれたこともあるスタンフォード大学の心理学者による『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』を読み終えました。
著者自身、本書のことを、「ストレスの新しい科学と、心理学用語の “マインドセット” についての集中講義」と書いていたくらい、とにかく「マインドセット」がキーワードになっていて、この単語は何回も何回も出てきました。
弊社スパイスアップ・ジャパンはマインドセット研修(特にグローバル・マインドセット)を専門にしていますが、僕自身、この本を読んで、改めて「やっぱり、すべてはマインドセット次第だよね!」と納得すると同時に、企業はもっとそこにフォーカスしなきゃだよなーと思った次第。
ストレスに関して勘違いをしてはいけないのは、ストレスには「良いストレス」と「悪いストレス」があるというわけではなく、「悪いストレスの中に良い効果がある!」ということだそうです。そして、そのためにも大切なのはマインドセットなんだと、、、
あ、、そうだ。ちょっと驚いたのは、本書の冒頭、第一章の最初に書かれていた「すべては思い込み」という項目で、合気道を使ったエクササイズが紹介されていたこと!
合気道を使ってリーダーシップを教えているアメリカ人が何人かいるのは知っていましたが、ここでもまた合気道とは、、、「調和の武道」や「平和の武道」と呼ばれるだけのことはあります。
そもそも僕自身、スペインの大学院IEでポジティブ・リーダーシップの修士プログラムを受けている時に、指導教授から合気道を勧められたことが始めるキッカケでしたから。
マインドセットと言い、合気道と言い、この本は僕のために書かれた本じゃないかと思ったくらいです。あと、「マインドセット・マインドフルネス」なんて、僕にとって新しい言葉も出てきて、興味深かったです。
生きていたらストレスは絶対にあります。ストレスと無縁な人なんていないでしょう。
そうであれば、考えるべきは「ストレスをどう受け止めるか?」ということ。
それこそが誰にとっても必要なことだと思いますし、この本はそのための教科書と言えます。
今年、何冊の本を読んだか分かりませんが、自分の仕事に活かせるという意味では、最後の最後に読んだこの本が今年のベストだったかもなーー
Keiichi Toyoda Official Website
株式会社スパイスアップ・ジャパン(代表取締役)/神田外語大学(客員教授)/上智大学(非常勤講師)/NPO留学協会(副理事長)/グローバル人材育成/海外"殻破り"研修/ポジティブ・リーダーシップ研修/マインドセット研修/アルゼンチン育ち/上智大学卒業/IE University(スペイン)卒業/合気道(三段)/翡翠流抜刀術(四段)/著書『Mushin』など全20冊
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