『クラフトフルネス 〜 心を休める習慣』を読了

340年の歴史を持つ茶道具の窯元に生まれた陶芸家のSHOWKOさんの新刊『クラフトフルネス 〜 心を休める習慣』を読み終えました。

クラフトフルネスとは何か?

それは、「手を動かし、素材に触れ、五感を通じて世界と繋がることで、心と身体を同時に整える方法」のこと。

武道で言うところの「身体性」でしょうか。そういう意味では、近いものを感じながら読みました。そして、身体を使いながらマインドフルになる過程は、まさに僕が『MUSHIN - Zero Mindset』で書いた内容とも重なってきます。

例えば、本書に書かれていた「繰り返し時間をかけることの大切さ」は、武道の稽古も同じですし、「フロー状態を作る」という章に書かれていることはまさに!という感じでした。

ちなみに、僕らが提供している海外研修ミッション: グローバルは、結果的に受講生たちの「フロー状態を作る」ものになっています。

本書では、フロー状態になるための条件として、「少しだけ、自分の能力より難しい課題を用意する」と書かれていましたが、僕らの研修では「ちょっとのストレッチ」と言っています。実際、アウェイな環境でちょっとストレッチな課題(ミッション)を科すと、ちょっとしたフロー状態に入っていることが分かります。

ところで、こんなことが書かれていました。

知識は本や講座で学べます。しかし、感覚は違う。
感覚は「体験」でしか養えないのです。
だからこそ、人は自分で手を動かし、もの作りをする必要があります。

これ、まさに僕がやっているマインドセットの鍛え方と一緒ですね。リーダーシップもマインドセットなので同じことが言えますが、リーダーシップ研修など、教室の中での学びでは知識として理解はできても鍛えるということにはなりません。

共感や気づきをいただくと同時に、この本を読みながらマインドフルになったような気がします。

さて、僕はこの後、抜刀術の稽古に行ってきます!

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Keiichi Toyoda Official Website

株式会社スパイスアップ・ジャパン(代表取締役)/神田外語大学(客員教授)/上智大学(非常勤講師)/NPO留学協会(副理事長)/グローバル人材育成/海外"殻破り"研修/ポジティブ・リーダーシップ研修/マインドセット研修/アルゼンチン育ち/上智大学卒業/IE University(スペイン)卒業/合気道(三段)/翡翠流抜刀術(四段)/著書『Mushin』など全20冊