『冒険商人シャルダン』を読了

先日読んだ『東インド会社とアジアの海』のなかに、当時ペルシャやインドで成功を収めた商人ジャン・シャルダンの話が出てきて、「そんな人がいたのか!?」と興味を持って、今度は『冒険商人シャルダン』を読んでみました。

ペルシャやインドでビジネスで大成功した後、出版した旅行記『勲爵士シャルダン殿のペルシアと東方諸地域への旅』は当時のヨーロッパ知識人たちの関心を大いに惹いたとか!(そりゃ、そうでしょうねー)

300数十年前の世界は何冊も本を読みながら想像するしかありませんが、海賊に襲われる危険を冒しながら木造の船で大海原を渡り、また、自国からだいぶ離れた中東やインドでは何が起こるか分からないという、、、そんな危険な世界に平然と飛び込み、そしてビジネスで成功するって、完全に冒険商人ですね。

好奇心、行動力、タフな精神力、強靭な肉体、ビジネスのセンス、交渉術、コミュニケーション力などなど、、、そのどれもが常人とはレベルが違う気がします。

そして、本書を読んで感じるのは、彼の一番の能力は「相手に好かれること」だったんだろうなーということ。ビジネスに関しては厳しい側面を持ちつつ、誰からも愛される力。それは時代がどれだけ経っても、いつの世でも同じなんでしょうねー

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Keiichi Toyoda Official Website

スパイスアップ・ジャパン(代表取締役)/神田外語大学(客員教授)/上智大学(非常勤講師)/レインボータウンFM(ラジオパーソナリティ)/NPO留学協会(副理事長)/グローバル人材育成/海外"殻破り"研修/ポジティブリーダーシップ/変革マインドセット/アルゼンチン育ち/上智大学卒業/IE University(スペイン)卒業/合気道/翡翠流抜刀術/著書『人生を変える単純なスキル』など全19冊