時代は「タレントインテリジェンス」へ

「タレントマネジメント」の限界。そして、時代は「タレントインテリジェンス」へ!

もしも、今よりも、
もっと自由で、最適で、最大限に、
組織の「すべての人の力」が
発揮できる未来があったとしたらーーー。

出版されたばかりの『2030年の人事部 〜 タレントインテリジェンスが経営を変える』(発行:クロスメディア・パブリッシング)を読み終えたところですが、冒頭のこの言葉からして期待感を持ちながら読み始め、そして今は「本当にこんな未来がきたらいいなー」という気持ちになっています。

ちなみに、「タレントインテリジェンス」とは、AIとデータを活用して、社内外の人材情報をリアルタイムに分析・可視化・予測することで、最適な意思決定を導くための「人事のインテリジェンス基盤」のこと。

人事業界でタレントマネジメントはよく聞きますが、本書に書かれているように、タレントマネジメントが第一世代だとしたら、タレントインテリジェンスは第四世代だそう。

第一世代(Pre-AI)・・AI以前
第二世代(AI Added on)・・AI後付け
第三世代(AI Built in)・・AI内蔵型
第四世代(Built on AI)・・AIを基盤に設計

そして、タレントインテリジェンスが当たり前の世界になったら、会社は「機会の提供者」になり、働く人はその機会を主体的に選び取る存在になると。。

僕らが提供している研修は「マインドセットを鍛えるもの」なので、先生が教室でスキルや知識を教えるのではなく、あくまでマインドセットが鍛えられるような「場(=機会)の提供」といつも話していますが、そことも重なってきます。

本書はビジネス書ながら、前半、小説風になっていて、その状況がすごく頭に入ってきやすいのも良かったです。

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Keiichi Toyoda Official Website

株式会社スパイスアップ・ジャパン(代表取締役)/神田外語大学(客員教授)/上智大学(非常勤講師)/NPO留学協会(副理事長)/グローバル人材育成/海外"殻破り"研修/ポジティブ・リーダーシップ研修/マインドセット研修/アルゼンチン育ち/上智大学卒業/IE University(スペイン)卒業/合気道(三段)/翡翠流抜刀術(四段)/著書『Mushin』など全20冊