ビジョンは「失敗できる社会の醸成」

今朝、生放送でお届けしたレインボータウンFM "Go around the world" には一般社団法人ステップフォワードジャパン代表理事のお2人をゲストにお迎えしました。

なぜ、「失敗できる社会の醸成」をビジョンに掲げているのか!? どんな社会を作りたいのか!? という話に始まり、そもそものお2人の原体験などをお聞きしました。

2人と話しながら1つ思ったことがあって、、、それは「日本人だけが特別に失敗を恐れる国民なの?」ということ。

僕は「日本人は(日本は)これだからダメだよね」という言い方が大嫌いで、たしかにある程度は国民性による違いがあるのは分かっていますが、「日本人だからこうだ」とか「〇〇人だからこうだ」というよりは、どの国の人であっても、その方の年代やその時代や、あるいは家族、会社、部署、グループ、チームなど、その方を取り巻く環境によって変わる方が大きいのでは?と思っています。

だからこそ、日本人だけが世界の中でも特別に失敗を恐れる国民とも一概に言えないんじゃないかなーと思っているんだけど、ラジオの中で「OECD諸国の中で日本人は最も失敗を恐れるというデータがあるんです」という話を聞いて、ちょっと調べてみました。

そしたら、確かにそんな調査結果がありました。

OECDの調査によると、「OECD諸国の中で日本は最も失敗を恐れる程度が高く、男性より女性にその傾向があるそうだ。」ということで、その表を見ると確かに最下位!

だけど、日本人の次に失敗を恐れるのがイギリス人で、その後、カナダ人、韓国人、ニュージーランド人と続き、そのレベルがほぼ同じくらいなんです。

「日本人は最も失敗を恐れる」と言うと、世界中の人たちに比べて日本人だけは特殊で、、、と聞こえるけど、「日本人・イギリス人・カナダ人・韓国人・ニュージーランド人は失敗を恐れる傾向にある」と言うと、「なぜそれらの国の人たちはそうなんだろう?何か取り巻く環境に理由があるのかな?」と思えるような気がして、伝え方って難しいなーと思いました。

だって、18〜19世紀には世界の7つの海を支配していた大英帝国のイギリス人が失敗を恐れる人たち???本当に???

同じように、400年前の日本人(サムライ)は個としては最強ですよね?危なすぎて、強すぎて、欧米列強の国々が日本を支配できなかったくらいですから。。。その日本人が失敗を恐れる????

でも、今のイギリス人も、今の日本人も、当時の人たちとは違いますからね。時代の変化、取り巻く環境の変化が人を変えるということなんだと思います。〇〇人が・・・じゃなく、環境です。

まわりくどくダラダラと書いていますが、、、ということは、少しでも環境が変わったら、環境を変えることができたら、「失敗を恐れず、挑戦し続ける人が増えるのでは?」ということじゃないでしょうか!

つまり、ステップフォワードジャパンの目指していることは、その環境、あるいは僕は「空気」という言い方が好きですが、それを作りたいということですよね。

2人と話しながら、その想いに共感すると同時に、僕は僕でできることをしたいなーと、、、、そんな気持ちになった40分間でした。

小俣君、押田さん、今日はゲスト出演ありがとうございました。

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Keiichi Toyoda Official Website

スパイスアップ・ジャパン(代表取締役)/神田外語大学(客員教授)/上智大学(非常勤講師)/レインボータウンFM(ラジオパーソナリティ)/NPO留学協会(副理事長)/グローバル人材育成/海外"殻破り"研修/ポジティブリーダーシップ/変革マインドセット/アルゼンチン育ち/上智大学卒業/IE University(スペイン)卒業/合気道(三段)/翡翠流抜刀術(四段)/著書『Mushin』など全20冊