シチリア人のイメージは「暗く、閉鎖的で、よそ者によそよそしい」

前々から行きたいと思いつつ、いまだに行けていないシチリアに想いを馳せて、『地中海の十字路=シチリアの歴史』を読んでみました。

キラキラ輝く地中海と太陽とレモンという、素敵なイメージばかり持っていましたが、ステレオタイプ化されたシチリア人のイメージは「暗く、閉鎖的で、よそ者によそよそしいというものである。」なんて書かれていて、「え、、そうなの⁉️」とちょっと驚きました。

が、、、地中海の中心に位置するだけに、古代から現代に至るまで、多種多様な人種・宗教・文化が流入して、よそ者に支配されてきた長い歴史を持つ複雑な場所ですから、結果的にそうなるのも分かります。

人のアイデンティティは「環境」にかなり影響されますもんね。いや、むしろ環境の影響しかないと言ってもいいでしょう。

ところで、シチリア王国は12世紀半ばには、北はイタリアの真ん中くらい(ローマの近く)まで、南は北アフリカ(チュニジア)まで支配していたんですね。一時期はヨーロッパの中で最も豊かで強力な国だったんだなー

複雑な歴史を考えると、ただノー天気に訪れるというのもどうかと思いつつ、僕は青空のもと、ビーチ沿いの素敵なカフェで、キラキラした地中海を眺めながらリモンチェロを飲みたいです!

0コメント

  • 1000 / 1000

Keiichi Toyoda Official Website

スパイスアップ・ジャパン(代表取締役)/神田外語大学(客員教授)/上智大学(非常勤講師)/レインボータウンFM(ラジオパーソナリティ)/NPO留学協会(副理事長)/グローバル人材育成/海外"殻破り"研修/ポジティブリーダーシップ/変革マインドセット/アルゼンチン育ち/上智大学卒業/IE University(スペイン)卒業/合気道/翡翠流抜刀術/著書『人生を変える単純なスキル』など全19冊