『突破するデザイン〜あふれるビジョンから最高のヒットをつくる』を読み終えました。
「本書は、人生を困難ではなくチャンスと捉える人のためのものである。人間はニーズでなく、目的によって突き動かされていると信じる人々のための本である。生活とはソリューションではなく、贈り物である。」と書かれた冒頭の文章から、あーー、この本はいいな!と思って読み進めました。
そして、何度も登場する「意味のイノベーション」というキーワード!
「意味のイノベーション」の対にあるのは「問題解決のイノベーション」ですが、本書では「問題解決のイノベーションが取り組んでいるのはネガティブなことである。」とし、それに対して「意味のイノベーションが取り組んでいるのはポジティブなことである。」と・・
これだけを読むと分かりにくいですが、実は今、執筆している本でちょっと似たようなロジックがあって、僕にはこの文章がスーッと入ってきました。
そして、問題解決のイノベーションが取り組んでいるのは「どのように(How)」だけど、意味のイノベーションが取り組んでいるのは「なぜ(Why)」であるというところ。
著書『Start with Why(WHYから始めよ!)』でも知られるサイモン・シネックの有名なTEDトーク「How great leaders inspire action(優れたリーダーはどうやって行動を促すか)」の話も登場していましたが、ちょうど先週実施した研修でも受講生たちにこの動画を見せたところだったので、「なぜ」から考えることの大切さを改めて感じたりもしました。
でも、決して難しいことではないですよね。だって、私たちはロジックで生きているのではなく、エモーションで生きているから!
ちなみに本書に書かれていたロンドン・ビジネススクール教授の言葉、「イノベーションは頭ではなく心で始める」というのも、まさにそれです。
Keiichi Toyoda Official Website
スパイスアップ・ジャパン(代表取締役)/神田外語大学(客員教授)/上智大学(非常勤講師)/レインボータウンFM(ラジオパーソナリティ)/NPO留学協会(副理事長)/グローバル人材育成/海外"殻破り"研修/ポジティブリーダーシップ/変革マインドセット/アルゼンチン育ち/上智大学卒業/IE University(スペイン)卒業/合気道/翡翠流抜刀術/著書『人生を変える単純なスキル』など全19冊
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