『承久の乱〜日本史のターニングポイント』を読了

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で興味を持ったので、『承久の乱〜日本史のターニングポイント』を読んでみました!

鎌倉殿を観たばかりだったので、本の内容や登場人物がすーっと頭に入ってきましたし、改めて、あの大河ドラマは良かったなーと思っています。

そして、なぜ承久の乱が日本史のターニングポイントなのか?という点に関して、著者はこんなふうに書いていました。

「ヤマト王朝以来、朝廷を中心として展開してきた日本の政治を、この乱以後、明治維新に至るまで、実に約650年にわたって、武士が司ることになったのです。また、地理的にも、近畿以西が常に東方を支配してきた構図がここで逆転し、東国が初めて西を制することになりました。それは田舎=地方の在地勢力が、都=朝廷を圧倒した最初のケースでもあるのです。」

すごく分かりやすい。

というか、この本を通して全てがめちゃくちゃ分かりやすかったのは、著者の力量ですよね。

ちなみに、抜刀術の稽古をしている私ですが、、、

「後世、武士といえば刀というイメージが強くなりましたが、刀が武士の象徴となるのは、実戦から遠ざかった江戸時代のことです。」

というのは、そうなんだと思います。実際、剣術の流派が激増したのも、戦国時代が終わった後の江戸時代になってからですし、戦国時代は「海道一の弓取り」や「一番槍をつける」という言葉が残っているように、戦いにおいて最初の武器は弓や槍でしたから。

いやーー、弓術をやってみたくなってきたなー

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Keiichi Toyoda Official Website

スパイスアップ・ジャパン(代表取締役)/神田外語大学(客員教授)/上智大学(非常勤講師)/レインボータウンFM(ラジオパーソナリティ)/NPO留学協会(副理事長)/グローバル人材育成/海外"殻破り"研修/ポジティブリーダーシップ/変革マインドセット/アルゼンチン育ち/上智大学卒業/IE University(スペイン)卒業/合気道/翡翠流抜刀術/著書『人生を変える単純なスキル』など全19冊