『戦後合気道群雄伝―世界の合気道を創った男たち』を読了

Kindleでは出ていないし、しかも中古でしか買えず、3000円以上もしたのでちょっと躊躇していたのですが、どうしても読みたくて買っちゃいました!

帯に「焦土と化した戦後の日本。そこから立ち上がり、合気道の普及と発展に心血を注いだ植芝吉祥丸合気道二代道主と、血気盛んな猛者たちの生き様」と書かれているように、開祖・植芝盛平大先生が創設した合気道を、二代目の吉祥丸先生がどのように今の合気道にしたのかが分かる本書。

裏帯に「合気道の一般公開・普及に難色を示す開祖・植芝盛平。吉祥丸と双璧をなす実力者・藤平光一。合気会のライバルとなる養神館を設立する塩田剛三。合気道を競技化した富木謙治。合気道界一の暴れ者・阿部正。フランスから来た内弟子、アンドレ・ノケ…戦後の混乱の中、様々な人物の想いを飲み込みつつ、吉祥丸を中心として世界へと広がっていった合気道の姿を描く。」とありましたが、合気道の稽古をしている人から言えば、伝説のような人たちがたくさん登場してきました。

それにしても、、、いまや世界の140ヶ国に広がり、160万人以上の人たちに愛好されている合気道! それもひとえに、一般に公開されていなくて秘密のベールに包まれ、「神秘の必殺武道」とも言われていた合気道の技を体系化し、一般に公開し、さらに海外にも広げようと試行錯誤した吉祥丸先生の努力の結果なんだなーと感慨深く思いながら読み進めました。

もう1つ思うのは、今の稽古でも身体のあちこちを痛くしているのに、今よりもはるかに激しくて危険だった当時の稽古だったら、俺、もたなかっただろうなーと、、、 間違いなくヤバかったでしょう。

ひょんなキッカケで3年半前に始めた合気道ですが、始めて良かったなー!

そして、本書の主人公(吉祥丸先生)の息子である三代目道主と、四代目にあたる道場長に毎朝稽古をつけてもらっているのは本当にありがたいと思っています。

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Keiichi Toyoda Official Website

スパイスアップ・ジャパン(代表取締役)/神田外語大学(客員教授)/上智大学(非常勤講師)/レインボータウンFM(ラジオパーソナリティ)/NPO留学協会(副理事長)/グローバル人材育成/海外"殻破り"研修/ポジティブリーダーシップ/変革マインドセット/アルゼンチン育ち/上智大学卒業/IE University(スペイン)卒業/合気道/翡翠流抜刀術/著書『人生を変える単純なスキル』など全19冊