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『ティール組織』を読了♬

『ティール組織:マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』を読みましたが、ここに書かれている組織のリーダーシップこそが、まさに今、僕がスペインの大学院 IEの修士プログラム EXMPLS(Executive Master in Positive Leadership and Strategy)で学んでいるもの‼️

 

「ポジティブリーダーシップと戦略」という修士プログラムですが、簡単にいうと、ポジティブ心理学(とマインドフルネス)をどうマネジメントや戦略に活かすか?というリーダーシップのプログラムです。
 
本書の冒頭で、「組織ピラミッドのトップを務めるのはそれほど充実した仕事ではない。身なりは立派で自信がありそうに見えても、大企業のリーダーたちの生活は静かな苦しみに包まれている。」と書かれていますが、これは昨年4月に入学した初日に聞いたセリフ。そして、だからこそ「リーダーシップのあり方が変わってきた」と・・。
 
本書を書くことになったキッカケは、「人々の可能性をもっと引き出す組織とはどんな組織だろうか?どうすればそんな組織を実現できるのだろう?本書の核心をなすのはこうした問いである。」と書かれていたけど、1年半に及ぶEXMPLSプログラムの期間、「自走する組織のリーダーとして、どのようにメンバーの強みを引き出すか?」ということも学びました。
 
そして、「心理学者たちは、「欠点を見る」のではなく「長所を生かす」というパラダイム変化が起こっていると指摘する。」と書かれていたけど、そもそも受けているプログラムのベースになっているのがポジティブ心理学なので、最初に学んだのがまさにこのあたり。
 
さらに、「ティール型では意思決定の基準が外的なものから内的なものへと移行する。自分の内面に照らして正しいかどうか、つまり「この判断は正しそうか?」「私は自分に正直になっているか?」「自分がなりたいと思っている理想の人物は同じように考えるだろうか?」「私はこの世界の役に立っているかどうか?」を重視する。」と書かれていて、これは今よく聞く「Awareness」だと思うんだけど、僕の指導教授のクラスが「Mindfulness-Based Strategic Awareness」というもので、なんのためのStrategic Awarenessかというと、それは to cultivate decision-making ability(意思決定力を向上させるため)と言っていたので、ティール型組織におけるリーダーシップこそが、学んできたことなんだなーと思ったわけです。
 
そして、本書ではマインドフルネスについても、「心を鎮めるためには定期的に沈黙し、内省して、自分たちの内側の深い部分から本当の真実を浮かび上がらせることが必要だ。古くからの知恵は私たちにそう教えてくれる。瞑想な祈り、ヨガ、自然の散策など・・・」という言及があり、これもまた学んできたこと。
 
ところで、最高だなーと思ったのが、ティール型組織の「目標を設定しない」というポイントです!
 
「ティール型組織はトップダウンの目標を設定しない。ティール型組織の観点からすると、目標数値を設定することには少なくとも3つの問題がある。
 1. 自分たちは未来を予測できるという前提に立っている。
 2. 内なる動機から遠ざかった行動をするようになる。
 3. 新しい可能性を感じ取る能力が狭まりがちになる。
人生はかなり複雑で、物事も環境もあまりに速く変化するので、設定する目標もたいていは当てずっぽうなものになる。・・・目標数値は人々の行動をも歪めてしまう。」
 
そして、そんな組織のトップ(リーダー)は何をするのだろう?という問いにはこう書かれていました。
 
「(ティール型の)空間を保持すること」「行動の手本を示すこと」という2つの役割は、CEOの時間をある程度消費する。それ以外の時間は他の同僚たちと同じく、会社の存在目的を実現して行くという役割を果たしても良いかもしれない。・・・どのような役割を選んでも、CEOは他の社員と同じように価値を生まなければならない。」
 
お!!目標数値がないとか、俺の会社みたいじゃないか!? そして、リーダーたちもこんな感じだから、意外とうちはティール組織になってるかな?
 
ところで、、、W杯観戦のためにロシアに行っている間も書き続けていた卒論は無事にPassしまして、無事に卒業できそうです。。よかった。